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「出産準備」に「両親の口腔内メインテナンス」を盛り込む患者の心理ステップマスター【基本編】★妊婦検診カウンセリング

「市から案内がきたし、無料でやってくれるらしいから・・・」
「とりあえず安心したいし、妊婦検診の推奨期間が決まっているから」

これが、患者さんが妊婦検診に通う動機のほとんどです。残念ながら、「これをきっかけに、しっかり口腔内のメインテナンスをして、出産や育児に備えよう」といった積極的動機で来られている方は、ほとんどいません。

そして、下記は妊婦検診における、よくある歯科医院での会話例です。

医  院:
川崎さん(仮名)、こんにちは。検診、お疲れさまでした。検査の結果、むし歯はないようですね。
妊婦さん:
そうですか、安心しました。
医  院:
若干、歯垢が溜まっている個所がありますが、先ほどご説明しました方法で、歯みがきをしていただくと良いと思います。
妊婦さん:
分かりました。妊娠すると歯が弱くなると聞いていたものですから、心配していましたが、良かったです。
医  院:
今後ですが、これまでメインテナンスを受けられたことはございますか?
妊婦さん:
メインテナンス? ですか・・・。過去に何度か定期検査は受けたことがありますね。
医  院:
今後はぜひ、メインテナンスを受けてください。そうですね・・・大体3〜4ヵ月に1度の割合で受けていただくと安心です。むし歯の早期発見にもつながりますので。よろしければ本日、予約を承りますが、いかがですか?
妊婦さん:
そうですね・・・。そうしたいのですが、今回は初めてということもありますので、先の状況が読めません。また落ち着いたら、こちらから予約の電話をしたいと思います。
医  院:
そうですか・・・、分かりました。それでは、またお電話ください。今日はこれで終了です。どうもお疲れさまでした。

「私の医院でも、妊婦検診では似たような会話が繰り返されている」と思われた方だけは、以下をお読みいただく価値があります。

このようなコミュニケーションでは、妊婦の患者さんは「むし歯がなくて安心した」以上でも以下でもありません。「これをきっかけに医院に定期的に来院いただき、家族の方々も含めてメインテナンス通院していただく」ことは、ほぼあり得ないでしょう。

「小児検診」初診カウンセリングの教材案内でもお伝えしましたが、こういった検診は、「家族メインテナンス通院」を促す数少ないチャンスです。また、お子さんが1歳半になった「小児検診」よりも、まだ生まれていない「妊婦検診」の方が、赤ちゃんが生まれてくる楽しみ、期待感が高い状態のため、その"準備をする"ことに、患者さんは聞く耳を持ちやすくなります。

妊婦検診 「患者の心理ステップ」キーフレーズ

そのため、"子供が生まれる準備"と"ご両親の口腔内メインテナンス"を結び付けて、提案してあげます。つまり、その準備を『感染の窓』をベースにして提案します。(歯科医院では当たり前の「感染の窓」も、まだ一般の人で知っている方は一部です。また、知っている方も、お子さんを生んでから雑誌等で知ることがほとんどです)すると、

「この時点で知っておいてホント良かった」 「とてもいいことを教えてくれた」 「自分が歯で苦労してきただけに、生まれてくる子にはそういう思いをさせないですむ」

と、このタイミングでの提案は、非常に感謝されます。

しかし、ただ単に「感染の窓というのがあって、・・・・・、ご両親もしっかりメインンテナンスして、それを防げるようにしましょう」といった説明では、心に響きません。なぜなら、冒頭のように患者さん自身の来院動機が「市の案内からで無料だから」といった心理が入口になっているためです。

そこで、この「妊婦検診」でも「患者の心理ステップ(直感 ⇒ 共感 ⇒ 安心感 ⇒ 関心 ⇒ 納得 ⇒決断)」を使ったカウンセリングが有効で、ご両親のメインテナンス通院への確率が ほど上がります。

そして、妊婦検診カウンセリングが活用効果の高い医院さんは以下の通りです。

  • 妊婦検診で初診来院される方が、一定数いる
  • 妊婦検診で来院されたがメインテナンスにつながる方は少数
  • 今後は小児の患者さんを、より増やしていきたい

そして、この教材の内容は次の通りです。

教材の内容

  • 「単に安心して終わり」カウンセリング例、
    「次の行動につながる」心理ステップ・カウンセリング例の比較
  • 妊婦さんの関心を深めるきっかけを見逃さない方法
  • 妊婦さんがズバリ関心を引くキーワード
  • これだけはカウンセリング時に使いたい!
    スグに役立つキーフレーズ集
  • 「感染の窓」を記憶に残し、妊婦患者さんが家族にも説明できる「1シート・ツール」
  • 妊婦患者さんの誤解を解き、
    関心を引き出す「1クエスチョン」の活用法
  • 無理なく医院導入を図る「実践Step by Step」シート
  • 医院スタッフから、よくある質問のQ&A

    【質問例】

    「次回は旦那さんが来院することになっていますが、旦那さんを上手く巻き込めない妊婦さんもいると思います。その場合に備え、何か持ち帰れる資料を作った方がいいでしょうか」

    「関心を深める1クエスチョン」が、なかなか上手く実践できません。と言いますのは、今までの習慣で、すぐに説明に入ってしまいます。後で、1クエスチョンを使えば良かったと思うことはあるのですが、習慣になりません。何か秘訣はないでしょうか?」

    教材CDに収録されています音声(カウンセリング例)の一部を 試聴できます

    再生すると音がでます。
    音量にご注意ください。

これらの内容をテキストと音声(会話のデモンストレーションもあり)で学べる教材です。 テキストで「カウンセリングの流れやポイント」を確認し、音声で「感覚的に全体のイメージ、間の取り方、声のトーン変化」などを学べます。

この教材を申し込む
教材購入は、「クレジットカード決済」、「代金引換」、「振り込み」の3種類があります。
なお、「クレジットカード決済」は、下記の5ブランド(VISA、MASTER、AMEX、JCB、Diners)が対応しています。

最後にこの教材は、リコール率向上が目的ですが、その前に妊婦の患者さんに大変感謝されます カウンセリング教材です。院内に感謝の声が増え、温かい空気につつまれるような医院づくりにつながるはずです。

株式会社ユメオカ 代表 丹羽浩之

PS
「妊婦検診」「1歳半検診」は、家族メインテナンス通院を促す、数少ない機会です。ゆえに教材を有効に活用いただくことで、医院はメインテナンス増を図り、患者さんは「あの時をきっかけに定期検診受ける習慣付けたことで、生活環境が大きく変わった」と思える方が1人でも増えることを願っています。

教材の詳細

教材名
患者の心理ステップマスター【基本】★妊婦検診カウンセリング
価格
¥13,200(税・送料込) 「振込み、代引き、クレジットカード」のいずれかで決済できます。
内容物一式

IQEQノート(冊子)  1冊

ステップアップ音声CD  1枚
(妊婦検診カウンセリングの流れ、考え方、
背景にある患者心理)

ツール一式  2点

  • 妊婦患者さん説明用「感染の窓」1シート
  • この教材を利用して、妊婦検診カウンセリングを「チーム医療」の一貫として導入する「Step by Stepシート」(2枚)

以上2点のツールも付いてきます。
(ツール類は、データでもご提供いたしますので、編集してすぐに活用できます)

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教材購入は、「クレジットカード決済」、「代金引換」、「振り込み」の3種類があります。
なお、「クレジットカード決済」は、下記の5ブランド(VISA、MASTER、AMEX、JCB、Diners)が対応しています。

お客様の声

下記は、過去に「心理ステップ教材シリーズ」を購入された院長の声の一部です。

患者さんの気持ちを組んだ提案ができるようになった

東京都府中市 ピッコロバンビーニ子ども歯科・矯正歯科 院長 牧野喜久子 様

私は元々人と話すのが得意でなく、勤務医として働いていたときから初対面の患者さんと話すことがとてもストレスでした。しかし、こちらの考えが上手く伝わらず、そして患者さん側も気持ちが分かって貰えないという表情や態度が続くうちに、「このままではいけない」と感じていたときにメルマガでIQEQの存在を知り、参加を決めました。

IQEQプログラムを学ぶうちに、患者さんの発する言葉をそのまま受け取って勝手に傷ついていた自分に気が付きました。例えば、かつて患者さんから治療期間について尋ねられたのを、私の治療について不満を持たれていると感じていたのですが、IQEQで学んだ「一歩深める質問」をやってみると、実は全然そんなことないことが分かり、患者さんの気持ちを組んだ提案ができるようになったなど、こちらの対応を変えることで患者さんの対応も変わってくることが実感できました。

まだまだ歯に対するコンプレックスをお持ちの方はたくさんいらっしゃいます。そんな方々に少しでも貢献できるように、そしてスタッフが患者さんに感謝されることの喜びを実感でき自分の可能性が発見できる職場になるよう、これからも頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

正しいことを伝えたとしても必ずしも患者さんに届いているとは限らない

広島県尾道市 吉田歯科医院 院長 吉田和生 様

ユメオカのコンセプトに共感しました。今まで購入した冊子やCDをスタッフと一緒に学ぶことで、いくら正しいことを伝えたとしても必ずしも患者さんに届いているとは限らないこと、そして患者さんの心がどこで開くのかその心理状態などが非常に勉強になっています。

診療システムとしてカウンセリングが定着するまでには至っていませんが、スタッフと知識を共有することで彼女達も前向きな意見を出してくれるようになりましたし、患者さんとのコミュニケーションにやりがいを感じ始めている姿に嬉しくなりました。今までやっていなかったことを実践、定着させるには大変なこともありますが、理想の医院が形になるようスタッフと頑張っていきたいと思います。

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なお、「クレジットカード決済」は、下記の5ブランド(VISA、MASTER、AMEX、JCB、Diners)が対応しています。
リコール率を高める歯科医院経営目指して
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